まいにち

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    2020.08.05 Wed ぼーっと生きてたら真夏の近況

    暑い。

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    画面が寂しいので猫ズ一覧を貼ってみる。

    近況。
    麦が尿路結石でカテーテル突っ込まれたり、
    よもこの法要でお寺さんに行ったり、
    アホみたいな業務量引き受けてんのに「知らんがな」という引き継がれてもないことでミスになり、「去年までは○○くんが完璧にやってたのになー」と上長がデカい声で他の人に愚痴っているのを聞きつけ、
    「はあぁ!?アタシが悪いってかあ!?じゃーもーなーーーーーんもせん!なーーーーーーーんもせんっ!!!」と叫びつつ椅子の上で大の字になり、「胸くそ悪っ!!!タバコ!!!」と言い捨て喫煙所に走り、たまたま居た一番偉い支店長に「…って言われたから、もーなーーーーーーーんもせんっ!!!と宣言してサボりにきました」と言いつけて支店長に爆笑されたりしてます。
    わたし仕事で辛いことがあっても陰で泣いたりロッカールームで愚痴言ったりしないわ。大人だもの。
    即その場で大の字よ。
    なにが大人か。幼児。584ヶ月児。

    そんなこんなの日々です。
    クソほど暑いので皆様ご自愛くださいませ。



    2020.04.14 Tue 布マスク作った

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    おべんとふろしきで布マスクを作りました。
    内側は28年モノのガーゼハンカチを使ったり、うちにあった滅菌ガーゼを使ったり。
    縫い方がへたで予定サイズより小さくなって、
    数回洗ったらだいぶ縮んでしまったので、
    後日リトライ。
    今度は古着で作れるかチャレンジ。


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    太ってへそが出るため着れなくなったタンクトップと、滅菌ガーゼを材料に。

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    なかなかよいフィット感。
    水玉タンクトップの裏側を使いました。
    内布ガーゼにしたけど、タンクトップ布だけでもいけると思います。
    むしろ内布もタンクトップ生地にして、間にティッシュとかキッチンペーパーはさめるようにしたらすごくいいかも。
    今度はそれにしよう。

    使った材料は古着、ゴムも古着から。

    こちらのサイト様を参考にさせていただきました。


    うちにあるミシンはなんと50年モノ。
    なみぬいできれば全然オッケー。
    ミシンなきゃないで手縫いでもいけます。

    紙マスクや消毒液は本当に必要なところに優先的にどうぞ。
    私は布マスクして猫用の次亜塩素酸水と猫用のヒビテンと薄めた漂白剤でウイルス防御がんばるから。

    って日本中が思えたらいいのに。
    思えるような報道してくれたらいいのに。
    怖さだけ煽るからマスク!消毒液!って個人レベルでパニックになんじゃねえの?
    個人レベルで頑張るのはひたすら手洗いひたすら清潔ひたすらマスクで顔触んなってくらいのもんではないの?
    今頑張んなきゃいけないのは医療従事者の皆様で、わたしらそれを支えにゃいかんのじゃねえの?


    結局のところ足りてねえのはマスクでも消毒液でもなくて
    「思いやり」じゃねえの?

    会社で布マスクしはじめたら、布マスク派が増えてきました。
    まずは自分からだよな、うん。

    2020.03.18 Wed 完璧な(ネタ満載な)旅立ちと帰還

    よもぎの体を空へ還すくだり。

    かのうペットメモリアル

    こちらにて火葬をお願いしました。
    問い合わせの際に、優しそうな男性スタッフさんより「みっつ、ご準備いただきたいものがございます。好きだったごはんと、火葬の際に遺影としてお飾りする写真立てと、小さくてよいのでお花をお持ちください。」と案内され、よーし立派な花束買ってくるぞおと出かけたものの。

    花屋で「猫の花束作ってください…火葬のときに…持たせる…」

    無理!!!言えない!!!!!考えただけで写真立て買いにきたセリアで泣いてる自分!!!!(不審者)

    まあそんなテイタラクで花屋に行けず、セリアにひっついてるスーパーでやっすい花買ってくるのが精一杯。
    せめて心だけこめて花束をつくりました。

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    へったくそだけどつくったぞ。泣きながら。
    母と息子のハンカチを使ったぞ。ヨレヨレなのはほんとに普段使ってるやつだからだぞ。持ってって。

    てな話を猫バカ同族ツレにLINEしてたら、夜遅くに電話がきて「ちょっと迎えにこなぁい?チャリ山登りふもとで力尽きたわー」とのこと。
    (うち高台)

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    花買えなかったおいらに代わって、立派なかわいい花束を残業終わりに閉店間際の花屋に飛び込んで買ってきてくれました。
    よもこに会いたがっていたのに仕事がきつくて来れずじまいで、なんとか来れたのが今日でした。ありがとうー。

    よもぎはお客様大好きなので、会えたら喜んだだろうなー。
    よも最後の接客は、沖縄から数年ぶりに来てくれた友人でしたが、もう呼吸もだいぶきついころなのに、ウキウキゴロゴロで愛想振りまいていましたとも。
    その最後の接待を受け「よかったあ会えて、よもちゃんは本当にかわいい!」と大喜びしてた猫バカ友人は、よも訃報の翌朝に泣きながら電話してきて、たいがい長いこと喋ってから「ところであーた今日休みなん?」と聞いたら「いや、仕事中★」とケロリと返事してきたいいやつです。

    黒猫の体を空に還す日、いただいた花束とおやつと、ろくに食に興味がなく好物は猫草というやつに持たせるごはんはどうすりゃええねんと悩みつつ、最後までギリギリ食ってくれてた3つ星グルメカリカリと健康缶ペースト(決して好物ではない)を持ち、よもこを抱えて火葬場へ。

    おやまー
    おやまー
    血が騒ぐぜぇえ

    と山道を走りつつなんかうるさい頭文字Dスイッチ入ったバカ走り屋息子にライター投げつけ、めっちゃ山やんこれ、超うっそうとしてるやん、寺どこあんの寺(火葬場お寺さんの中らしい)と思ってたら看板発見。

    看板に従って右折したら、うっそうとした山から景色は一変。
    スコーンと空まで抜けたような、あきらか空気感が違う道になり、まだあまり埋まってない人間の霊園があり、その奥にお寺さんと火葬場が見えました。

    ふんわりとした笑顔の男性スタッフN田さんが、優しく出迎えてくださいました。
    くそ走り屋の車高ひっくい車からよもこ抱えて出ようとしたら、「ぼくがお持ちしましょうね」とよもこを受け取ってくれたのですが、その受け取りかたが

    ふんわり

    そうっ

    とても尊いものを捧げもつように、大切に大切に優しく抱えてくれるのです。え、神様の御使い?

    そして車をおりると、けっこうな寒さの日だというのに、

    ぽっかぽかー。

    下界は強風だったのに無風ー。

    なにここ、ぱらいそ?

    薄曇りで出かけたのに日が射してきて、その光もなにやら普通とは違う柔らかさときらきらさ。
    え?マジでぱらいそ?

    広いコンテナハウスでソファに座り受付。
    よもこはいちばん日当たりのよい窓辺のスツールにそっと寝かされています。
    N田さんは見ただけで「黒猫の女の子ちゃんですね」と把握。すげえ。

    窓から見えるところに卒塔婆と観音様。ペット霊園とのこと。
    なんかすごくいいとこにある。ペット霊園とか考えもしなかったけど、ここなら眠らせてもいい気すらした。
    その向こうに人間の霊園があって、私死んだらここに墓建てて猫お骨とまとめてぶっ込んでくれと息子に言うくらいなんかすごくいいぞここ。

    受付を済ませ、N田さんは火葬の準備に。
    しばらく待っていると喪服を着た男性と、ご家族連れの車と2台入ってきました。
    お墓参りかねぇと息子と話していましたが、人間の霊園に行く姿は見えず。

    ほどなくして戻ってきたN田さんに、よもこへのメッセージを書いてくださいとカードを渡され、だから色とりどりのペンがここにあるのかと納得しつつ書いていると、N田さんが超絶しょんぼりした顔で言いました。

    「実は…お客様の対応をしているすきに…よもぎちゃんのおいしそうなごはんを…うちの犬が…全部食べてしまいまして…」

    ブハッ(;゚;ж;゚; )

    「前代未聞です…」

    笑い転げました。
    ちなみに先ほどのご家族だそうで、ペットのお参りだったのだそうです。ちゃんと喪服を着てみえるって素敵。愛されていたのねとほっこり。

    恐縮しきりのN田さんに、よもこはそもそも食に興味のない子だから本当に気にしないでください、むしろ無理矢理食わされて辟易してたくらいなんで喜んでるか、よもこからすすんで食ってくれと促した可能性が濃厚ですと吹き出しつつ話し炉の前へ。

    うわ、なんこれ、めっちゃ立派。

    炉、めちゃくちゃメカメカです。色々ペット火葬調べて、だいたいが移動火葬車だったので、よもこお棺のジップロックとオフトゥンのセット(言い方。ちゃんと「天使のつばさ」というペット用お棺です。高ぇやーつ。)は断られそうだったため、固定炉があり口コミがいいこちらへお願いしたわけですが、いやもう予想をはるかに上回る超、炉。
    その前に美しくも荘厳な祭壇がしつらえられ、お焼香。
    普通にお線香2本取りましたが、あとから調べたらここのお寺さん天台宗は1本だったらしい。まいっか。
    昔仏壇屋さんでパートをしていた時、一番好きだったさくらの香りのお線香のようで、ピンクでかわいくて香りがとてもすてきで、ペット葬儀にこんなたっけえお線香使ってくださるんだなーと嬉しくなりました。

    優しい音楽が流れる静かな空間で、眠るよもこの周りにお花を飾るよう促されました。
    持参した花束はかわいい紙皿にきれいに並べられ、ひとつずつよもこを飾りやすいようにしてくれておりました。
    なんだろう、N田さん本当に御使いで、天国への入口みたい。もうここから旅立つのは幸せとしかいいようがない感じ。

    そしてN田さんがおずおずと、「これ…うちの犬のなんですけど…せめてよもぎちゃんにこれを…」と、ワン様用プレミアムたっけぇウエットフードを紙皿に盛り付けてきてくれていまし(;゚;ж;゚; )ブフォ!
    こんなんもう笑う。めちゃくちゃおもろい。息子と腹抱えて爆笑しながら、よもこーむしろ珍しいもんもらったよー超うまそうだよこれーつまみながら行きなよーと涙流しつつ口もとに供えました。

    N田さんから、毛を持ち帰る方もいらっしゃいますよと促されましたが、よもこは検査と輸血であちこち刈られてハゲ散らかしていたので、もったいないのでいいですと辞退。もともと薄毛だし、まだら黒猫でカワイソス。ハゲ生え揃うまでは生きててほしかったけどなあ。ていうか最後の最後までハゲ言うたるなや我々。

    花束ほどかれたので脇に置かれていたハンカチも持たせ、メッセージカードをおてての間に抱えさせ、いよいよ火入れ。

    ガスのチューブを2本カチッとはめ込み、火入れ。
    スイッチ押したいという方もいらっしゃいますが、との事なので、息子にスイッチを任せました。

    キュインキュインキュインキュイキュイキュイ…ゴォオオオォ…

    やべ、めっちゃ宇宙船音←最後の最後まで何を。

    なにやらかっちょいい感じの炉の音を聞きつつ、犯ワン様と遊ばせろぉー!とN田さんに頼み込み、ワン様ご対面。

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    どーん!

    ちょ待て、私は顔つぶれ系ワンはあまり好みではなかったのだが、べりきゅ!!ベリーキュート!!!なにこのかわいいハムハムしいお方!!!!!
    11歳のべりきゅ!!ハムレディでした。うわあもう無理かわいすぎる!!!!!
    息子はハムレディに当たり負けしてひっくり返って遊んでました。そのジャケット3万とかしたよね確か。まいっか。

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    晴れ渡る青空へ送りたかったのに曇りじゃねーかチッとか悔しがってたら、いざ空に還るころにはこの美しさ。
    なんだこれ完璧か。すべてが理想通りか。どゆことだ出来すぎだ。
    煙突の先っちょがゆらゆらとよもこんがり熱でゆらいでますが煙もにおいもなし。環境に優しいか。ど完璧か。

    日だまりの静かなコンテナハウスでファンヒーターでぬくもりながらお茶をいただき、よもこんがり待ち。
    なんだろう俗世間とあきらか違うこの地。数々お寺さん行ったけどここ違う。多分なにか波長とかそういうものが合ったっぽい。
    息子も「いわゆるパワースポットか?ここ」と、あまりにも清浄な空間に驚きつつ茶がうまいとのこと。うむ、お寺さんの茶はだいたい美味なもんだ。

    そしてよもこんがり仕上がり。
    お骨の説明されながら骨壺へ納めます。
    やば、しっぽ骨めちゃかわ。そして爪がある!なんで!?

    「爪自体は燃えちゃいますけど、軸はこんなふうに、ちゃんと残るんですよ」

    へええええ。

    「こちら喉仏です。仏様が合掌されている形に似ているのでそう呼ばれています。昔研修で人間様の火葬場にもおりましたけれど、人間も、ペットも、お骨は変わらないですね」

    へええええええ。
    へんな話だけど、骨もかわいいんです。もう全部かわいい。
    そして面白い。←人体模型とか好きなタイプ。

    最後はきれいな手箒で粉まで全部骨壺に納め、頭の骨と仏様を乗せておしまい。

    N田さんが鮮やかな手つきで骨壺の蓋をテープで密封し、選んだピンクの星柄袋におさめ、これまた美しくも手早い手つきで縦結び。プロだ。

    うちにはまだあと5猫いるので、全員見送るまでN田さん現役でいてくださいねーと頼み、「ええぇ…一番若い子がまだ0歳でしょ…あと20年以上はきついですぅ…」と困り笑顔に見送られ、祭場を後にしました。

    下界におりコンビニに立ち寄ると「寒っ!!!」

    なんとびっくり曇ってるし寒いし強風だし、あの穏やかな空間は一体なんだったの。あそこガチでぱらいそ?

    そして前日までは花束すら買いに行けんほどに泣いて泣いてどうしようもなかった精神状態が、なにかスパッと切り落とされたかのような心地よさ。
    まさに清々。もう何も思い残しはない。全てがあのスコーンと抜けた青空へ昇華した。もちろん涙も全くない。
    神様とか宗教とか全然興味ないけど、あるんだ、こういうの。

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    おかえよもー(ぬりぬり)

    麦はこれがよもぎと認識したようで、ひたすらぬりぬりしていました。
    さすが。

    そんな感じで、はじめてのぱらいそでよもぎを天国へ送ってきました。
    こんないいお別れはなかなかないと思います。
    こんな大笑いのお別れもなかなかないと思います。
    N田さんいわく「永遠に忘れられません…」だそうでwww




    それからしばらく経った昨日、N田さんから火葬証明書と心のこもったお手紙が届きました。
    よも発症からの治療の領収書と検査結果を目玉クリップでまとめていて、ちょっとした冊子くらいの厚みになっておりましたが、その一番うしろに火葬証明書とお手紙をつけました。

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    これが最後のページ。これで、おしまい。


    なにもかもが見事で、素晴らしく美しく、完璧な最期でした。
    よもぎ、お前すげえな。


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    その後、よも祭壇はあべかわに遺品のよも首輪を食われ、よもお守りのひも食われ、しまいにゃ骨壺のフサを狙われ出したため、フェルト両面テープでとめててっぺんを耳ぽくカットした黒猫っぽいカバー被せられ、なんか面白い仕上がりになってます。

    ここまで完璧に素晴らしく面白い猫生もなかったよな、よもぎ。
    おかげでお前の気配全く無ぇわ。綺麗に逝ったんだな。
    おかあちゃんはもう殆ど泣くこともなく、黒猫カバーに頭ゴチーンして毎日挨拶してるけど、伝わっとる?
    兄も必ずただいまよもこ!って挨拶しよんよ。当たり前みたいに。

    生まれ変わりとか天国とかどうでもいい、死んだら無だと思ってたけどさ、やっぱり無じゃつまんねえな。天国とかそういうものがあってもらわにゃ困るな。また会いたいからね。
    また強制おんぶやってよ。爪切っといてね刺さるから。

    さいごまで、ありがとね、よもんこ。

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    2020.03.04 Wed 完璧な旅立ち

    定時ダッシュで帰宅すると、よもぎは息子のベッド下に伸びてました。
    はいはい末期末期死ぬ気になるとここ入るよねと雑に引っ張ると、なんかおててや頭まわりが湿っぽくて微妙にくちゃい。
    よく見るとベロがちょび出て、どうやらよだれが垂れて臭っている模様。
    鼻炎で常につまってるけどにおいに敏感な質で、風邪ひいてるとか発熱とかなんとなくにおいで把握してしまうため、ああこれはいわゆる死の臭いだろうなと、ウエットティッシュで口元や頭や手を拭いてみたものの、やっぱり体全体から発するにおいは拭えず。

    看護ルームへよもぎを移動し、他猫ズの晩飯の支度と洗濯物干しを済ませ、毛布を抱えてきて看護ルーム前で横になり、呼吸が辛そうなよもぎに手を添え「どうしたら楽に過ごせるんかねぇ」「頑張れとはもう思わんけど苦しいのだけ取ってあげたいんだけどねぇ」などと話しつつうとうと。


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    数分の仮眠のち、よもぎの呼吸がゼーゼーから変化。プッスーだのズゴーだの、おもしろ呼吸音見本市みたいになっとるなーなどと、苦しんでる猫に失礼な事を考えつつ、そっとよもぎの手に指を添えると、キュッと握ってきたのでそのまま握らせておく。ただなー看護ルームに寝かせてからずっとあっちむきなんですけどー。お顔見せてくんねえんですけどぉー。

    息子はミーティングで帰宅が遅く、今から帰る連絡が来たのが23時過ぎ。自分は弁当が出たので母のメシを買ってきてやるとコンビニに立ち寄ってから帰宅。
    壁側を向いたままぐったりして珍妙な音を立てているさまを見て「あらーよもちゃんもうこんな状態なの」と、母がメシを食う間息子が撫で係チェンジ。

    メシ食ってたら「あらーよもちゃん動くのぉ」「あらーお顔見せてくれるのぉ」「あらあらぁーお指握るのぉ」「なになになに!?指握ったまま手首を枕に寄越せってこと?やだーもーうごけなぁい」と腹立つ自慢が聞こえてきてくそむかつく。
    どうせ母は強制給餌と鬼不味い薬を無理矢理飲ませるわるいやつですよー。

    まあでも、狙ってそうしてたんですけど。
    よもぎにとって嫌なことは全部母が請け負うから、息子は絶対に嫌なことをしない大好きな存在であり続けろと。
    役割分担大成功。

    母メシ食い終わり一服も終えて、さてよもぎ看護に戻りますよと息子と並んで看護ルーム前に座った途端、よもぎの様子が変化。
    苦しそうに唸り、体と前足がぴんと伸び、頭を反らしたり戻したりしながら、ひきつけのような呼吸に。
    私が頭側に座っていたので、息子にお前が顔を見せて撫でてあげたほうがよいと入れ替わり、二人で頭を撫で、胸元に手を当て、大きく唸りながら苦しむよもぎに、つらいねーしんどいねーよしよし、よく頑張ったぞー!と声をかけ。

    ただここで我々親子の似たところ発揮。
    【ピンチな状況になればなるほど冷静】

    「呼吸弱まってきたけど心臓どう?」
    「まだ不規則ながら動いてる」
    「目は開いてるけど瞳孔反応ない感じよ」
    「わからんなあ、ちょっと耳当ててみる」
    「呼吸止まったっぽいよ」
    「うん、まだあったかいけど鼓動聞こえないね」
    「逝っちゃったかな」
    「逝っちゃったっぽいね」
    「すげえね、全員揃うまで待ってたんやね」
    「ほんとよ、母メシと一服終わって並んだ途端やもんね」
    「よー頑張った!」
    「偉かった!」
    「お見事!」
    パチパチパチパチ(拍手)

    ここに至るまでに要所要所で相当泣きましたが、最期はまさかのノー涙の拍手で見送りました。
    やりきった。楽しかった。幸せだった。
    終わりの願いは全部叶った。
    ありがとうよもぎ。

    そして更にこの親子の似た珍妙さ発揮。
    【悲しいは悲しいがそれはそれ】

    年末に準備していたお棺セットのにおいがもれない袋によもぎを詰め(言い方)、「やだ!死後硬直で下になってたほうの顔がブスに仕上がってる!かわいい側を表で!」と逆向きにしたり、なるべく空気を抜いてジップロックを閉めろと書いてあると言われ「え、掃除機持ってくる?」「布団圧縮か!」「Amazonのシュリンク的な」「よもちゃんがピッチーなっちゃうでしょうが!」などとドイヒー会話したり、涙どこ。

    明日火葬の手配をして、明後日3/5の息子休日に私も半休取って、空に還そうと思います。
    日程調整しやすい日に逝くところも完璧。よもぎお見事。

    ケージ2個連結してこさえた看護ルームのひとつを取り外し、残したひとつにジップロックされたよもぎ(言い方)を安置し、ひと段落。
    ゆっくりおやすみ。ジップロックだけど(だから)

    「もうテーブルの上でスタンバって
    頭ゴチーンしてくれる子がいなくなった」と
    息子が呟きながら、
    麦とあべかわに無理矢理ゴチーンしてました。やめたれ。

    よもぎ 黒猫
    お客様大好き接待部長
    息子ラブ
    目下の猫をガチ狩り狭量
    歩く姿はるんたったー
    頭ゴチーンがご挨拶

    2019年12月に溶血性貧血を発症
    ステロイド反応なく3回の輸血
    その後の骨髄検査にて
    急性骨髄性白血病 赤白血病(AML M6)と判明
    治療方法 なし

    2020年3月4日 午前1:08
    2ヶ月の闘病と1ヶ月の奇跡の時間を家族に遺し
    旅立つ
    享年7歳

    天晴れ。

    2020.03.03 Tue 奇跡なんて願わなくてもとっくに見せてもらってた

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    よもぎ7歳。
    命の終わりがもう明日明後日というところまで近づいてきています。
    昨夜はお水が飲みたいと言うのでウォーターボウルから飲ませたら全て吐き、ぐったりしてしまったので強制給餌と投薬をお休み。
    今朝は上手に強制給餌も投薬も飲めて、偉いねと看護ルームに寝かせた途端トイレになだれ込み嘔吐。
    帰宅後もお水が欲しいそぶりを見せたのでお皿から飲ませたら、またトイレに這うように行き、飲んだ水のみならず胃液まで嘔吐。
    もう体が何も受け付けないところに来ている。
    旅立ちの準備。

    それまでずっとこれでもかとすきま風をガードし、エアコンつけっ放しで、よもぎが冷えないよう室温を南国に保って電気代2万ふっとばしておりましたが、よもぎがもはや暖かさを全く求めていないし、何よりあったかいとなんか息苦しい気がするので、夜だというのにエアコンを切って窓を開けて換気してみました。

    そろそろ春を迎える宮崎の夜風は心地よく、周囲を山と田んぼに囲まれた空気は清涼です。
    これでこそうちだよ、うちはエアコンかけっぱの家じゃなかったんだから、うちらしい空気で最期を過ごしてもらおうじゃないの。

    寒っ(閉)←

    エアコンぴっ(ON)←

    それはともかく←
    もはや治らぬ、治療もない難病の赤白血病と判明したのち、通院も検査もやめた2月は本当に穏やかに過ぎました。
    ひたすら愛で散らかし、たくさんごはんを食べてもらい、時に麦と追いかけっこを楽しむさまを眺め、時にちまきをしばき倒す暴君っぷりに笑い、一緒にひなたぼっこし、一緒の布団でゴロゴロと喉を鳴らす寝顔を見て、ただただ幸せな時間でした。

    治らない致死性の病よ治れ!と奇跡を願う気持ちもありましたが、事ここにきて、いいやそれは違うぞと思うようになりました。
    一度は死を覚悟した淵から、麦の供血により回復し、きなこの供血により穏やかな時間を過ごせたことこそが奇跡なんだと。
    治らないことを嘆いて起きない奇跡に絶望する前によく見てみ、生きてここまでこれたんやぞ。
    これってつまり奇跡じゃね?

    末期のよもぎを撫でて、よもぎの大好きな頭ゴチーンして、たまにゴロゴロ返してもらって。
    涙や悲しみよりわき上がるのは

    かわいいねえ
    お前はすげえよ
    えらいなあ
    よく頑張った

    感謝と愛おしさ。

    死を受容するとはこういうことか。
    もがき、足掻き、苦しんで泣いて泣いて泣いて、
    到達するのは感謝と愛なのか。
    なんかポエジーなこと言ってるこの人。きも。

    さ、最期まで見届けよう。
    空に還す日まで、きみがだいすきだよと言い続けよう。
    ひとり旅立つ黒いお姫ちゃんが寂しくないように。