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    2007.03.16 Fri 制服騒動 その7(わかってない)

    教育委員会に上申書提出して
    娘と昨日行きそびれた皮膚科に赴きました。
    今日行って薬を貰っておかないと、あさって娘は目の手術なので、しばらく皮膚科に行けないからです。

    夕刻
    教育委員会から電話があり
    娘の学校の校長先生を教育委員会に呼び
    課長から今回の事について話をしたと中間報告がありました。
    (上申書にあるように、どのような対応をしたか細かく報告してもらえるようお願いしてあります)
    担当の方いわく、「課長が涙ながらに校長に話してました。初めて見ました、課長が泣いたところ」
    とのこと。

    帰宅したら娘の友人が玄関前に卒業アルバムなどを届けてくれていました。
    「明日コレ持って行こうっと」と娘は言ってます。
    本当は今日アルバムを見ながら友達とはしゃいでたはずだったのにね。

    それから数時間後
    学年主任と校長先生が揃って謝罪に。
    沈痛な面持ちでうつむいておられます。
    件の女性教諭は来ていません。
    その後の指導はどうなっているかと尋ねたら、校長先生が俯いたままこう答えました。
    「こちらからも指導してはいるのですが・・・お母様の前で謝罪させる段階には至っておりません・・・」
    まあ、そんなような気はしていました。根本的な考え方が私と違うのだから、意見が合うはずもなく。
    私と娘が何に対して憤慨しているのか、わからないままうわべだけで謝罪されても意味は無い。
    明日、なんらかのリアクションがあるか、このままスルーか。まだ分かりません。

    校長先生がいらしているのだから、ここでハッキリさせておきたい点がひとつ。
    「私は当初の問題であった娘のスカートの長さについて納得しておりません。
    校長先生は実際に娘のスカートをごらんになっていますか?」と尋ねました。
    「いえ・・・毎朝校門に立ってはおりますが・・・全員は把握しておりません・・・」
    と言われたので
    「それは別に構いません、別に全員を把握しろとも思っていません。
    ですから、実際にその娘が着用していたスカートを
    今ここで校長先生がごらんになっていただけないでしょうか?
    そして短いかどうか判断していただけないでしょうか?」と切り出しました。

    娘が昨日まで着用していたスカートを持ってきて
    玄関で私のウエスト位置に合わせて先生に見てもらいました。
    「私の身長は165cmで、娘よりも5cm高いです。
    足の長さは殆ど変わりません。(←ああそうさ娘の方が足が長いのよっっ!!(号泣))
    よく見てくださいね。ウエスト位置を下に下げたりしていないか確認してくださいね。
    どうでしょうか?娘よりも大きい私がこれを当ててみた今の長さを見てください。
    職員会議で議題になり、学校からわざわざ電話で指摘される長さだったのでしょうか?」

    校長先生は少し後ろに下がって、スカートの長さを確認し
    「短く・・・ないです」と言いました。

    事の発端であるスカートが短いという指摘自体が間違いであったことを
    校長先生自らに認めていただきました。

    娘は全くいわれのない事で責め立てられていたと、ここで立証しました。

    そして今日、どうしても先生方に問わねばならないことがありました。
    娘が欠席した今日、学校で行われていたことについて。
    我が子が不当に扱われたから「だけ」で騒ぎ立てているのではないということを
    明確にしておかねばならなかったのです。

    「今日、学校で卒業式の練習が行われたそうですね。
    その場で、容儀検査があったそうですね。
    娘の友人から聞きました。
    スカートの丈のチェックも行われたそうですね。

    なぜ娘が学校を休んでいるか
    その意味を本当に考えておられますか?

    2・3cmのスカートの丈にこだわり、式典の体面を重んじるあまりに生じた今回の不始末で
    ひとりの生徒が不登校になっている今日
    まだ、こだわりますか?スカートの長さに。
    娘への対応は不適切だったとこうして謝罪してくださっているのに
    他の生徒へしていることは今までとなんら変わりないまま。

    なぜですか?今見ていただきましたよね?娘のスカートを。
    今見て間違いだったと思える程度のわずかな短いスカートが
    そんなに学校の品位を落とすのですか?
    そんなに大事ですか?制服の長さが。
    卒業前日の貴重な一日の時間をそれに費やさねばならないほどに
    学校にとって大切なことなのですか?

    何が教えたいんですか、先生方。
    何時間も容儀検査に費やすことが教育の本質なのですか?
    教えるべきことは他にありませんか?
    校則を今改正せよとは申しません。ある程度のラインは必要かと思います。
    だがしかし
    今、この時、この、うちに日参して謝罪を続けねばならない状況において
    まだ他の生徒には同じ事をやりますか。
    そこまでスカート丈にこだわりますか?
    なぜ?
    なぜなんですか?
    それに意味はあるのですか?その意味はなんですか?
    どうして?」

    先生方は俯いたまま、答えてはくれませんでした。

    「娘にだけ謝罪して、娘が居ない場ではまた同じことをしている現状を知る限り
    先生方が今回の娘の不登校と私の主張を受け止めてくれているとは思えないのです
    教育というもの自体を見直してくださろうとしているとは認識できかねます」と
    まだ学校側には回っていない私の作った上申書を手渡し
    読んで、職員全員の手に渡し、必ず考えてくださいと申し伝えました。
    保護者全員に見せても構わない、むしろ見せてくださいとお願いし。
    校長先生より「必ず職員会議で話し合います」との言葉を頂きましたが
    ・・・どうでしょうね。
    古くから続くいわば慣習のような規定の制服への固執は、私が学生の時代から続いています。
    そうそう簡単には変わることは無いでしょう。

    だからこそこうやって声をあげなければならない。
    容儀検査に費やされる時間、もっと他にやらねばならないことは無いのか?と
    誰かが問わねばならない。
    なぜそれが最優先事項なのか、それでいいのかと、教師も保護者も疑問に持たねばならない。
    教えたいことはなんなのか、教えてほしいことはなんなのか。

    その教育の影響を受け、声をあげることもできず理不尽なまま納得いかないまま大人になるのは
    誰あろう子供たちなのだから。

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